今年に入ってから鳥取県内の建設現場で労働災害が多発しているということです。

6月末までで、県内の3つの労働基準監督署に報告された人数が計51人で、前年同期にくらべ2倍以上になっているそうです。しかも死亡者が2人も発生しています。

この背景には、「人手不足」があるようです。

最近は、建設業で働く若者が減っています。その結果、人手不足が生じ、それをカバーするために現場で作業する人も高齢者や経験の浅い人が多くなっています。

それに今年の労災では「転落事故」が多いようです。

下請会社から駆り出されてきた若い人には、十分な安全衛生教育がなされていないでしょうし、

ベテランの高齢者の場合は、やはり高齢であることから体力、気力とも衰えていますから、きつい現場の作業では集中力を欠くことがあるでしょうし、ベテランゆえに手順を省略してしまうことも事故の原因になっているようです。

このような事態を受けて、3つの労働基準監督署では現場パトロールを強化したり講習を実施していくようですので、事業者の方は留意する必要があるでしょう。

また、オリンピックの新国立競技場の工事の施工管理に携わっていた若い社員の方が、過労による自殺で亡くなったことも問題になっています。

状況が違うかもしれませんが、過労によるうつ病なども重大な労働災害のひとつですので、気をつけてもらいたいものだと思います。